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食後高血糖(グルコーススパイク)
健診では 空腹時血糖やHbA1cしか測定しないことが多いため、食後の血糖値がどのくらい上がるかまでは分かりません。
そのため、空腹時は正常でも「食後にだけ血糖が大きく上がる人」が少なくありません。これを 食後高血糖(グルコーススパイク) と呼びます。
実際、日本人の約3人に1人は「糖尿病予備群」にあたり、その多くが食後の血糖上昇から始まるといわれています。
さらに研究からは、
- 食後2時間血糖が 140mg/dl以上 になると糖尿病に進展しやすい
- 食後血糖の急上昇は 動脈硬化を進め、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを約2倍にする
- HbA1cが正常でも、食後高血糖が隠れていることがある
といった臨床データが示されています。
つまり「健診で異常なし」と言われても、実はリスクを抱えているケースがあるのです。
糖尿病と診断される前に食後高血糖を見つけ、生活改善や適切な治療を始めることが、健康を守る第一歩となります。
🩺 当院の「糖尿病ドック」について
当院では、食後高血糖を含め、血糖変動を詳しく調べられる 糖尿病ドック を実施しています。
糖尿病専門医が診察を担当し、必要に応じて保険診療に切り替えて継続的に治療を行うことも可能です。
検査内容
- 75gブドウ糖負荷試験(OGTT)
- 血液・尿検査
- 持続血糖モニター(フリースタイルリブレ)
こんな方におすすめ
- 最近体重が増えた / 肥満傾向がある
- メタボリックシンドロームを指摘された
- 空腹時血糖が100mg/dl以上だった
- 家族に糖尿病の方がいて将来が不安
- リブレを体験してみたい / 使ったが評価が難しい
検査の流れ
- 対象:糖尿病と診断されていない方
- 検査日:火・水・金・土曜 9:00〜
- 所要時間:約2時間30分
- 結果説明:2週間後に医師と面談
📞 ご予約・お問い合わせ
糖尿病ドックは完全予約制です。
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