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『食べない朝』が糖尿病リスクを高める理由

「朝は食べる時間がなくて…」そんな声をよく耳にします。
実は糖尿病または糖尿病予備軍の方の中には、
1日に3食をきちんと摂らない方が少なくありません。
特に多いのが“朝食抜き”で、これは血糖コントロールを乱す大きな原因の一つです。

まずは次のチェックリストで確認してみましょう。

目次

【朝欠食チェックリスト】

朝はコーヒーだけで済ませている
✅ 朝食を抜くと昼にドカ食いしてしまう
✅ 朝は食欲がなく何も食べないことが多い

ひとつでも当てはまる方は要注意です。

朝はコーヒーだけで済ませている

体に必要な栄養が不足し、血糖値が安定しにくくなります。
その結果お腹がすきやすく、間食や食べ過ぎに繋がります。

朝食を抜くと、昼にドカ食いしてしまう

長時間の空腹のあとに一気に食べると、血糖値が急に上がります。
これを繰り返すと体が血糖を処理しにくくなり、糖尿病が悪化しやすくなります。

朝は食欲がなく、何も食べないことが多い

エネルギーが入らないため体がしっかり目覚めず、代謝も落ちます。
その結果、昼や夜の食事で血糖値が上がりやすくなり、肥満や糖尿病の進行リスクを高めます。

さらに、1日3食を摂らない習慣は体のリズムを乱し、
エネルギーをうまく使えなくなる原因にもなります。
朝食べる習慣がない方でもまずは小さな工夫から始めてみませんか?

【今日からできる朝食習慣の始め方】

1. 一品だけから始める

最初からしっかり食べなくてもOK。バナナ1本、ヨーグルト1個、ゆで卵など、手軽な一品から始めてみましょう。

2. 前日のうちに用意しておく

朝は忙しいので、前夜にフルーツを切っておく、パンやおにぎりを用意しておくなど「すぐ食べられる工夫」が続けやすさにつながります。

3. 飲み物に栄養をプラスする

コーヒーだけの人は、牛乳や無糖ヨーグルトドリンクを加えるなど”ちょい足し”で栄養を補給ができます。
砂糖が入ってない乳製品は血糖値の急激な上昇を抑える効果もあります。

4. 食べやすい時間を探す

起きてすぐに食欲がない人は出勤前や職場に着いてからでもOK。「必ず朝のうちに口にする」ことが大切です。

5. 習慣化を意識する

「朝食=体のスイッチ」と意識して毎日同じタイミングで口にする習慣をつけましょう。

朝食は一日の血糖をなだらかに保つ「スタートスイッチ」です。
まずは“何も食べない朝”を“少し食べる朝”に変えること、
そして3食をきちんと整えることが血糖管理の基本です。

新宿サザンクリニック 管理栄養士 山口裕子

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