目次
災害に備えましょう
ミャンマーでの大きな地震のニュースに心が痛みます。 被害の拡大が抑えられ、一日も早く復興が進むことを願うばかりです。 日本でも将来的に大規模な震災が起こる可能性が高いとされています。 恐ろしくできれば考えたくもないことですが、、、 災害が起きてしまう前に、心の準備や具体的な備えをしておくことはやはりとても大切です。 今回は糖尿病の方の被災時の注意点や心構えなどについてのお話です。
- 薬の予備をもらっておく 薬について把握しておく
- まず日頃から、薬は1週間分位の予備をもらっておくようにしましょう。 また過去の災害時には十分な薬がなく、薬が手に入るまで一時的に似たような薬に置き換えるということがあったようです。 かかりつけ医へ受診ができない可能性もありますので、ご自身の処方内容や治療歴を しっかり伝えられるようにしておく、メモしておくことが大切です。 薬手帳や連携手帳などを活用するのもいいですね。
- 食事がとれないときの対応を確認しておく
- 1型糖尿病の方や、2型糖尿病でも体内からインスリン分泌がほとんどない方は食事がとれなくてもインスリン注射を中止してはいけません。 食事がとれないとき、のみ薬やインスリン注射はどうしたらよいか、主治医に事前に確認をしておりきましょう。
- 災害時の血糖目標は少し高めに設定
- 災害時でもしっかり血糖の管理をされたいとお考えになるのは当然ではありますが、 非常食はおにぎりやパン、カップ麺など炭水化物お多く含む食事がメインになると予想されますし、 不規則な生活環境で思うようにできないのが現状です。 低血糖を起こしてしまうリスクを考えると血糖の目標はいつもより少し高めに150~200mg/dlと設定してもよいでしょう。
- 困ったときはSOS
- 避難時には体調の変化や薬がなくなるなど様々な困り事や不安が生まれるかもしれません。 糖尿病患者さんは、外見上はわからないため、黙っていては困っていることに気づいてもらえません。 周囲に協力をお願いしましょう。